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ライター標本5・6

インドネシア帰りのかけ出しフリー編集・ライターのブログ

「自民にフリーハンドわたしたらヤバい」←「他にマシな野党ねーだろw」←過半数渡さなきゃいいだけっしょ

投票当日で、いまさら感がすさまじいですが。
ここ数日考えていたことを最後に書いておきくて。


想田和弘監督、魂の咆哮「野党よりもマシだと考え、消去法で自民党へ投票する方々へ」 - Togetterまとめ
読んだ。

長々とタイトルで書いたんだけど、三行で言うとこんな感じ。

想田和弘:自民にフリーハンドわたしたらヤバい
ネット民:他にマシな野党ねーだろw
ぼく:いや、自民与党で過半数渡さなきゃいいだけっしょ。なんで二項対立でしか考えられないの?馬鹿なの?

想田和弘の主張

長くて読みたくない人はツイート引用のあとの短文を読んでください。









要するに、自民党が過半数を取った場合、下記の項目が超スピードで進んでしまう可能性が高いと言ってます。

原発再稼働
派遣法改悪
集団自衛権閣議決定の新任を得たとして法整備
秘密保護法
TPPで皆保険崩壊など
憲法改正で基本的人権の制限

で、まあこのへん彼はソース出してないんですが、基本的には自民党の出した声明や、現在の動き等から読み取れる範囲のことしか言ってません。

それに対して…

反応

この想田和弘の主張に対する反応は三種類に大別されます。
1:他の野党よりマシ
2:対案出せよ
3:ドキュメンタリー作家のくせにバイアスかかりすぎw

まず、2について。彼はいつも対案を出してます。ツイートを遡らないで、反射的に反応している人がほとんど。なぜこの一連のツイートでしか判断できないのでしょうか。

つぎに、3について。一番ひどいものではこういうものがありました。「真実を嘘で薄めたドキュメンタリーを作る人はやっぱ違うな」。おそらく見ていないくせにこういうことを書いているのでしょうが、論外です。彼はこれらの批判者が思うような、政治的イデオロギーに直接的に言及する作品は作っていません。代表作は「演劇」とか「精神」とか。自民党候補が川崎市魏選を戦う「選挙」という映画もありますが、自民党批判はしていません。作風としては、フレデリック・ワイズマンの血を引く、ダイレクトシネマの系統です。ぼくは大ファン。

そして、1について。
他の野党よりマシという意見については、同意せざるを得ません。しかし、過半数の議席を与えたし待った場合、他の党に過半数をわたしてしまうこと以上の怖さがあるのは事実だと思っています。

つまり、与党は自民党でいいけど、過半数はとってほしくない。そのために、「消去法で自民党へ投票する方々」の中で、自民党以外に入れるひとが増えないと、自民党の好き放題やられますよ、という話。

世の中、なんでも二項対立で考える単純な批判が多いですが、建設的な議論につながることは少ないですよね。

っていうのと、想田さんも「自民が勝てば」と言わず、「自民が過半数を取ったら」とか「自民がフリーハンドをもてば」とか言い換えていれば、多少誤解は減ったかもしれません。