ライター標本5・6

インドネシア帰りのかけ出しフリー編集・ライターのブログ

ラップトップのステッカーから広がる可能性ーー期せずして憧れのウルトラマン製作スタッフから裏話を聞けた話

最近、取材でとあるドラマ撮影現場に通っている。先日、取材時間が来るまで待機部屋で原稿を書いていたら、ひとりの美術スタッフの方が声をかけてきた。

「それ、もしかしてウルトラマン?」

ぼくのラップトップには、いくつかステッカーが貼ってあって、そのうちの2つがウルトラマン関連のもの。剥げたウルトラセブンのシルエットと、ウルトラマンレオに出てくる地球防衛隊チームMACのステッカーだ。

周囲にウルトラマンの話ができる人がいないため、そうです!とテンション高めに返答したところ、驚きの言葉が返ってきた。

「おれたち、ウルトラマンの現場やってたんだよ」

なんと。私、ウルトラマン大好きなんです、ティガとダイナで育ったんです、毎年ウルトラマンフェスティバル行ってるんです…的なことを早口でしゃべったところ…。

「いや〜うれしいね。そういえば、今日の監督は〇〇さんだよ。紹介してあげるよ」

なんと! 昭和ウルトラから製作に携わってて、平成ウルトラシリーズでは監督やってた方やった…。正直、製作スタッフにまで精通してる知識ゴリゴリのオタではないので、そんなにいろいろ知らないんだけど、そんな自分ですら知ってるレベル。取材は主演だけのうえ、予定表には監督の苗字しか書いてなかったので、完全に気づいてなかった。ドラマを取材する身として、完全に不勉強の極みでした、恥ずかしい…。

「ティガは二つの班に分かれて作ってたから、あの半分はおれも作ったんだ」

「怪獣を納品したらおれらの仕事は終わりなんだけど、最終回のときは気持ちが高まってたから、みんなで定時で会社を出て撮影所に行ったの覚えてる。そのときのガタノゾーアの着ぐるみがさ…」

なんて感じで、いろんな話を聞かせてもらった。

切通理作さんの著作、「少年宇宙人 ~平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち~」を読んだことがあったので、原田監督の話もいろいろ聞いてみた。

少年宇宙人 ~平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち~

少年宇宙人 ~平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち~

ぼくは今後、ライターとしてウルトラマン関係の仕事もやりたいんですよ、なんて話をすると、

「おお、どんな人に話を聞きたい? 取材したいんだったら、〇〇さん、△△さんも、✕✕さんでも、誰でも紹介してあげるよ! 早めに話聞いとかないと、もうみんなおじいちゃんだからね」

なんと……。超有名人ばっかりだった。特撮業界は横のつながりが強いらしく、この日も撮影がなかったら、某有名特撮シリーズの製作チームの飲み会があったらしい。

紹介してもらえるかはさておいて、めっちゃウルトラマン好きってことを、製作者に伝えられたのがうれしい。いろいろ話を聞けて楽しい。さらに、実はいまウルトラ×アイドルの仕事を企画しようと思ってるので、なにかにつなげられれば…とも思ってる。

ラップトップにステッカー貼ることについて、とやかく言われることもあるけど、自分が好きなモノは、アピールしたほうがいいんだよなって話。Tシャツとかも、何を着るか、けっこう重要なメッセージやで。


ウルトラ関係のTシャツを持ってるけど、買い足して日常的に活用したい。あと、ウルトラアイをモチーフにしたメガネ(5万円くらいする)を買おうか迷ってる。赤いメガネって、チャラい代理店の人みたいになっちゃうかな。